私が不思議な体験をしたのは、交通事故を起こした20歳の時です。その時、学生だった私はバイクで事故を起こしてしまったのです。車とぶつかり、その衝撃でちゅうに浮いてしまいました。その時に、不思議な体験をしてしまったんですね。今から考えても、やっぱり不思議と思うのでなんとなく時々思い出したりしています。
その不思議というのは、私がバイクで車とぶつかり跳ね飛ばされてしまった時です。その時は、ほとんどの人が記憶がないと思うのです。それどころではないと言う、そんな感じではないでしょうか。ところが私の場合は違っていました。その空中を浮いている間がスローモーションのように感じるんですね。
そのときは、夢なのかと一瞬感じました。しかし夢ではないのです。実際にぶつかったことを覚えているので、その飛んでいる間にいろいろなことを考えました。それがまず不思議なんですね。いろいろなことを考える事自体おかしいのです。そして、道路に付く瞬間になんとびっくりしたことがありました。
それは、なんといっても知らないおじいさんが出てきたということです、どこのおじいさんなのか、全くわかりません。しかもそのおじいさんは、目をつぶっているのです。そして私のそばでずっといるんですね。道路に付く瞬間死んでしまうと感じました。当然のことながら、いろいろな部位を打ち付けてしまうのでそう思ったのです。
するとびっくりしたこととして、その瞬間にふわっと浮き上がったような感じになりました。そして道路に付く瞬間がちょっとマイルドな感じになったのです。しかし強く頭を打ったらしく、その後は3日間ICUで管理をされることになりました。ずっと眠ったままです。目を覚ましたのは、その3日後でした。
そしてその後は、だんだんと回復することができました。医師は、こんな状態で回復をしたのは奇跡に近いということを話していたのです。私もそう思います。それは、今思い出してもとても不思議な体験です。