私は、地方に住む40代後半の女性です。若いころは、仕事もプライベートもなかなかうまく行かず、人生に希望を見いだせない期間が長くありました。思えば、子供のころからやる気がない人間で、努力して何かをやろうといった気持ちにはなれず、どこか諦めて生きていたような気がします。そんな私が、生まれて初めて強烈に興味を持ったものがありました。それは、とある国です。その国の文化や音楽に心を奪われ、あろうことか仕事を辞め、留学したのです。暮らすことになった部屋は、思ったよりも広く快適。住所は○○道となっていました。帰国してから、すぐに就職。実家を出て一人暮らしを開始。やはり色々なことがあり、どうしても人間関係で苦労してしまいましたが、そのころある人と出会いました。彼は、優しくて優秀。飾らないところが好きになりました。それまで、ちゃんと付き合ったことがない私でしたが、彼は、二回目に会った時に、私にプロポーズしてくれました。お互いまだよく知らないのだから、もう少し付き合ってから考えましょうと言った私。結果的に、出会ってから2年目で結婚することになり、今日に至ります。一人暮らしのアパートから、彼の元に直接引越し。そこで、ある事に気づいたのです。今まで、仕事と生活で頭の中でいっぱいで、気が付かなかったのですが、私が一人暮らしをしていたアパートの住所と、彼の名字が同じだったのです。これだけではありません。なんと、留学していた際に暮らしていた住所も全く同じ名前だったのです。こんな偶然もあるのかなと思いつつ、部屋を片付けていました。「そうそう、結婚して名字も変わったのだから、免許や銀行での手続きも必要だよな」そんな風に思い、留学後、帰国してすぐに作った通帳を何気なく開くと、そこに、夫となる人の名字と同じハンコが付いてありました。これは、私が通帳をつくる時に担当の方がついたハンコです。留学先、一人暮らしの部屋、通帳をつくった時のハンコ、そして夫の名字。皆同じだったこと、とても不思議です。やはり、神様のいたずらにしか思えません。

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