初めまして、やまぴーです。
今回は、京都府の京北町で遭遇した出来事のお話をいたします。
その時は晩秋というべき時期で、秋の日は釣瓶落としという言葉通り、すぐに夜になってしまう季節でした。
その日、私は亀岡市からウッディー京北という道の駅の鯖蕎麦を食べるために原付で向かっていました。
亀岡から京北町に行くためには、国道477号を走らねばなりませんでしたが、その道はとても狭隘で、恐怖を感じる道でありました。
特に、南丹市八木町神吉から京北町に入る区間はまるで林道のような道でありました。
私はそうとは知らず、「国道だからちゃんとした道でしょう」という気持ちで入っていったのです。
もちろん、それはそれは恐怖体験の連続でした。
今でこそ酷道マニアともいえる私ですが、それは車を手に入れてからです。
原付で走っていた私は、これは転倒したら死ぬなと思いつつ走り抜けていったのです。
ウッディー京北で鯖蕎麦を食べた帰り、私はもちろんこの道を回避しようと画策しました。
そして、私が見つけたのは京都府道364号線。
その時、私はもっと調べておくべきだったのです。私はその道に入ってから死ぬほど後悔しました。
それはそれはまたトンデモのなく狭隘な道。しかも路面は晴れていたにもかかわらず湿っていました。
さらに、道のど真ん中を鹿が悠々と歩いているのです。
今でこそ、鹿は見慣れましたが、その時が初めて鹿に遭遇した日でした。
折しも、一気に日が暮れ始め、さらに悪いことに雨まで降ってき始めたのです。
普段50km/hぐらいでかっ飛ばしていた私も、その時ばかりは時速20km/hで泣きながら走りました。
反対側の日吉の道の駅「スプリングスひよし」が見えた時、私は号泣してしまいました。大の男でもこればかりはさすがに恐怖だったのです。
それ以降、私は原付で出かけるときは、その道がどのような道かということをインターネットで検索してから走るようになりました。
なお、現在では車でそういう道ばかりを探して突っ込んでいく模様。
皆さんも、恐怖体験をしてみたいのであれば、京都の山奥の府道を走ってみましょう。京北町なら京都市内から1時間あれば到達することが出来ます。